ロケットとミサイル

「もちろん一般の国民は戦争を望みません。ソ連でも、イギリスでも、アメリカでも、そしてその点ではドイツでも同じです。政策を決めるのはその国の指導者です。そして国民は常に指導者の言いなりになるように仕向けられます。難しいことではない。われわれは他国から攻撃されかかっているのだと危機を煽り、平和主義者に対しては、愛国心が欠けていると非難すればよいのです。そして国を更なる危機に曝す。このやり方はどんな国でも有効です。」
ヘルマン・ゲーリングニュルンベルク国際軍事法廷での最終陳述より)

多くの国で「ロケット」と呼ばれているものも、私たちは押し並べてそれを「ミサイル」と呼ぶ。「ロケット」と呼んだら罰せられるかのように、マスコミはそろって「ミサイル」と呼ぶ。

自衛権の発動を妨げるものではない」
自民党は自分たちの憲法改正草案の第9条にそう付け加えた。

「自衛のために止むなし」
すべて戦争は自衛から始まる。